この作品は2002年に公開された、第二次世界大戦のワルシャワを舞台としたユダヤ人ピアニスト、シュピルマンの体験記を映像化した作品です。
目次
映画「戦場のピアニスト」
・戦争モノの作品が観たい
・ナチスドイツ時代の作品が観たい
・心に残る作品が観たい
・歴史モノを見て勉強したい
・実話の物語が観たい
映画「戦場のピアニスト」日本版劇場予告 https://t.co/V4URnR8hLB @YouTubeより
— ハムニダ (@hamuthithi) October 5, 2019
あらすじ
舞台は1930年代後半のポーランドのワルシャワ。
ユダヤ人のシュピルマンはピアニストとして活躍していた。
主人公 シュピルマン⤴
第二次世界大戦開始、ユダヤ人迫害
1939年9月、第二次世界大戦が勃発し、ナチスドイツはポーランドを侵略を開始する。
状況はどんどん悪化していき、ワルシャワはドイツ軍に占領され、目立った行動をとるユダヤ人はナチス親衛隊の暴力にさらされた。
1940年後半にはユダヤ人たちはゲットーに押し込められる。
そんな中、シュピルマン達家族は財産を取り上げられ、収容所行きの列車に乗せられるが、シュピルマンだけは知り合いのユダヤ人警察署長に助けられ、その場を逃れるが、家族は離れ離れに。
その後シュピルマンはゲットーにて強制労働を課せられるが、慣れない肉体労働に耐えられず倒れてしまう。
仲間の配慮で倉庫番などの仕事に回され、食糧調達の為ゲットー外に出た際に知人の女性と出会い、彼女の配慮でゲットーを脱出する。
過酷な逃亡生活
脱出後、知人の助けでゲットーのそばの建物の一室にしばらく隠れ住むが、物音を立ててしまい隣人に存在を気づかれ、やむなく逃避することに。
緊急時にと知人女性の夫から渡されていた住所を訪ねると昔の恋人のドロタの姿が。
彼女はシュピルマンと別れた後、別な男性と結婚し、夫婦で水面下で反政府活動を行っているとの事でした。
彼女の配慮でドイツ軍病院の向かいの隠れ家に移り住む。
しかし、食糧の差し入れも滞り、栄養失調で死にかけるもドロタ夫婦によってなんとか一命を取り留める。
さらに、状況はもっと悪化し、シュピルマンのいた場所はすざましい攻撃を受け、廃墟状態に。
ドイツ軍将校との運命の出会い
そんな中、ある日廃墟の中で食べ物を探し、缶詰を発見し開けようとするとその物音に気付いたドイツ軍将校のヴェルム・ホーゼンフェルトに見つかってしまう。
ホーゼンフェルトはシュピルマンがピアニストであると知ると、演奏するよう命じる。
その演奏は戦争とはかけ離れた美しい音色で見事な腕前でホーゼンフェルトも心を打たれたような表情でした。
ホーゼンフェルトはシュピルマンに密かに食糧を差し入れるのでした。
戦争の終結
ドイツ軍は劣勢に立たされ、街から撤退することになったホーゼンフェルトは、最後の食糧と自分のコートをシュピルマンに渡し、去っていきました。
その後、シュピルマンは街にやってきたソ連軍を見つけて、喜んで飛び出していくが、ドイツ軍のコートを着ていた為、ドイツ軍と間違われ発砲されてしまう。
しかし、ポーランド人だという事を伝え、無事に保護される。
ドイツは敗北し、戦争は終結。
ユダヤ人も解放され、シュピルマンの友人のバイオニストは捕らえられているドイツ兵集団に罵声を浴びせる。
その集団の中にいたホーゼンフェルトは、自分がシュピルマンを助けた、彼に自分を助けてほしいと伝言する。
その友人はホーゼンフェルトの名前を聞けないままになってしまったが、その事をシュピルマンに伝え、その場所に向かうが、すでに時遅し。
ホーゼンフェルトは戦犯捕虜収容所に捕らえられ、亡くなってしまいました。
ココが見どころ
この映画を観た後はボーゼンとしてしまいました。
あまりにも衝撃的過ぎて、、、、。
ユダヤ人迫害の作品は他にも観たことがあるので迫害の話は大体はわかってはいましたが、衝撃がすごすぎました。
本当に何もしていないのに、財産や住居を奪われ、家族も離れ離れになり、強制労働されられ、暴力を受け、殺され、、、。
本当に恐ろしく、当時の尋常じゃない雰囲気が否応なしに伝わりました。
特に家族が離れ離れになるシーンは本当に観ていてつらかったです。
シュピルマンは何とかこの状況から何とか逃れることが出来ましたが、そんな人はほんの一握りで、本当に幸運だったとしか言いようがないと思います。
(あれほどまでの状況で幸運と言えるのか疑問ですが、わずかながらの運を持っていたと言った方がいいかもしれません)
しかしながらに彼がピアニストじゃなかったら?助からなかったのか?ドイツ軍将校はどう対応していたのでしょうか?
このドイツ軍将校に見つかってしまった時は著者も終わった、、、と思ってしまいました。
この時のシュピルマンの演奏はまさに見事としか言いようがなく、音楽は人々の心を動かしてしまうすばらしい物なんだと実感させられました。
ってかドイツ軍将校もやはり人間なんだと、命じられてやっているだけで人の目がなかったらこんな戦争なんてやりたくないからこそシュピルマンを助けたんだと思いました。
終戦してソ連軍を見つけて喜んで出ていくシュピルマンが撃たれるシーン。
思わず「えーーーー!」と叫んでしまいました。
せっかくここまで生き延びたのに、こんなドジみたいなことで死ぬのかよ、、、ってツッコミたくなりました。
生きてたからいいけど、、、( 一一)
最後、助けてくれたドイツ軍将校を助けられなかったのは残念でした。
最後に
この作品を通して、著者はナチスドイツ、ヒトラーがやってきたことがもっと深く知りたくなり、本を読み漁ったり、他の関連映画を観たりして、まるで取りつかれたかのように読み観あさりました。
それだけ衝撃度が強く、考えされられる深い作品だったと言えます。
間違いなく著者が今まで観た映画の中で一番心に残る、突き刺さる映画でした。
今の生活や仕事に悩んだりすることが多々ありますが、今の自分がどれだけ恵まれているか、どれだけ幸せな生活を送っているかがこの作品を観ればよくわかります。
皆さんも人生何が起こるかわからないので、一日一日を後悔しないような毎日を送りましょう。
この作品のおすすめ度 5 / 5 点